■ SSH講演会in名古屋市立向陽高校



5月に日本顕微鏡学会主催の市民公開講座で、「電子顕微鏡で観る身近な世界」と題して講演をした。その時、聴講してくださった名古屋市立向陽高校の担当の先生から、あいにく生徒が試験中で聴けなかったので、是非学校の講演会にお願いしたいというお話があったが、この度実現できた。名古屋市立向陽高校は文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校で、活発な活動がなされている。今回はその活動の一環で、サイエンスの面白さを紹介する講演会に招待していただいた。
2010年10月15日、向陽高校を訪問し、1時間の講演と、持参したパネル展示による交流会をした。講演は体育館で1年生全員(360人)を対象に行いました。一年生の生物の授業は「生殖と発生」の領域が進められていると聞いていたので、ブドウの花、タンポポの綿毛、ツクシの胞子、スギ花粉などの観察結果から始め、昆虫の巧みさの話に移った。質問時間には、ハエトリグモの脚の吸着機能で話したファンデアワールス力はどういうものか、テントウムシの吸盤機能は何のためにあるのか等、かなり回答が難しい質問もあった。
後日、身近な物をミクロの世界で観るサイエンスの面白さの話が好評であったとお礼のメールを頂いた。
今までは、小学生以下に話す機会が多かったが、今回はバックグラウンドの高い高校生であり、聞いてくれる眼付や質問などで、手ごたえがあり、自分にとっても有益な訪問であった。高校生を対象とする講演会にも今後是非力を入れたい。

講演会のようす パネルを前に交流会
図1 講演会のようす 図2 パネルを前に交流会










                                         −完−




タイニー・カフェテラス支配人 文ちゃん

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