■顕微鏡学会の市民講座 in 東北大学 2009年5月26日〜29日まで、日本顕微鏡学会が東北大学で開催された。講演終了翌日の30日、学会主催の市民講座を東北大学片平キャンパス、さくらホールで開催した。実行委員長から私が指名され、この催しに実行委員として参画した。 今までの子供を対象とする科学イベントへ出展した経験から、テーマを何個か作り、それを光学顕微鏡で観察してもらい、その後電子顕微鏡で観察する方法を提案した。講演も依頼されたので、今回は電子顕微鏡のデモは日立ハイテクと日本電子にお願いし、私は講演とパネル展示で電子顕微鏡とサイエンスの面白さを伝えることに専念した。 まずは、市民講座のパンフレットを。
進藤教授の分かりやすい「電子顕微鏡の世界」の講演の後、私が小型SEMを使って観察して得た、昆虫や植物の巧みさ、美しさを紹介した(図2)。その後、準備した試料を光学顕微鏡で観察してもらった。特に春に採取して保管しておいたツクシの胞子の観察では、光学顕微鏡下で、軽く息をかけると、胞子が縮み、乾燥させると膨らむ様子は興味をもたれた(図3)。その後電子顕微鏡での観察実習をしてもらった。
今回はパネル展示にも力を入れた。持っているプリンターではA4サイズしか印刷できないが、A2の接着剤が付いた発泡スチロールのパネルにA4で印刷した写真を張り合わせることにより、大きなパネルをテーマごとに作った。そのパネルを使って、どうしてモルフォチョウは鮮やかな青色をしているのかなどの小さな発見の説明をした(図4)。 テーマごとに作成したパネルを、図5〜9に紹介する。
今回は、親子連れが多く、42人の参加があり、サイエンスの面白さを体験してもらえたと思う。 −完− | ||||||||||||||||||
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